こちらの記事(Windows10(WSL+Ubuntu)にPsi4を入れる!)に書いたようにしてWSLのubuntuにanacondaを入れました。そこで、jupyter notebookを起動させようと
jupyter notebook
をしてみるのですが、何か表示が一瞬出たあと何も起こりません。
ブラウザでhttp://localhost:8888/にアクセスすれば使えるのでまあいっかと放置していましたが、やっぱり直したいなと思い調べてみました。

その結果、jupyter notebookの設定ファイルを編集すれば良さそうだということが分かりました。
ただlinux初心者である私にとってvimとかで編集するのはハードルが高かったのでwindowsから編集してみました。

以下にその手順を書きます。

1. エクスプローラでwslのファイルにアクセス

jupcon01

エクスプローラーのアドレスバーに「\\wsl$」と入れると、WSLのフォルダにアクセスできます。

jupcon02

こんな感じ。
「Ubutnu」→「home」→「(ユーザー名)」→「.jupyter」
と移動すると、jupyter notebookの設定ファイルである「jupyter_notebook_config.py」があります。
無かったらWSL上で
jupyter notebook --generate-config
しましょう。

2. 設定ファイルの編集
この「jupyter_notebook_config.py」をメモ帳で開きます。
開いたら一番上の行に「c.NotebookApp.use_redirect_file = False」と足して保存します。

jupcon03


これで多分大丈夫です。もう一度WSLを開いて
jupyter notebook
してみたところ、私の環境では無事に自動で起動するようになりました。


以上、今回の記事ではWSLでJupyter Notebookが起動しない問題を、「jupyter_notebook_config.py」を編集することで解決しました。